アイデア1

どこにも就職できないからかわいそうだから入れてやったんだわ。

とてつもない失敗をやらかした後、またしても言われてしまった。

うなだれるしかない。

2件連続業務の際、告別が始まる前、一件目が焼きあがった場合、

耐火台を別の遺族が見てる前で焼けあがった仏様を出さなければならない。

告別が始まってしまうと少なくとも15分は待たないといけないからだ。

こんなおかしなシステムになっている理由は「前出し」でしか耐火台を収骨室へ移動できないためだ。

こういう場合、いつもと耐火台の出し方が違う。

いつもなら右手側にある収骨室へ移動するには台車を少し出した後、左に切り返して

持っていけばいい。

しかし、この場合にそれをやると告別待ちの棺が設置してあるところにかかってしまって

いくら切り返しても移動できない。

この場合は台車をかなり後ろまでまっすぐ下げてから切り返して移動しなければならない。

通常のやり方で台車を操作し始めてしまったので、いくら切り返しても収骨室へは移動できない。

数回やっているうちに他の従業員が見かねて運転を代わった。

一旦元の位置に戻し、後ろに目いっぱい下がって一度の切り返しで収骨室へ移動できた。

業務後言われた言葉が最初の言葉だ。

しかし彼は他人の言葉を覚えない人間だ。

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